INTERVIEW


INTERVIEW

 寺脇鮎李インタビュー

2021年9月に行われたインタビューです。 / 聞き手HIROHIRO

Q まず、なぜクロアチアのサッカーに挑戦しようと思ったのですか?そして、実際に経験してみて、クロアチアサッカー界の印象はどうでしょう?

A 正直、最初はクロアチアに挑戦しようと思っておらず、モンテネグロでの挑戦を望んでいました。
しかし、モンテネグロで登録ができないことになりチームを探していたところクロアチアで私を評価してくれるチームがありクロアチアでの挑戦が始まったという感じです。

2020/21シーズンは私のチームは2部リーグでした。2部リーグは上位と下位の差がとてもあると感じました。
今シーズンは1部リーグでの試合になります。1位のチームはチャンピオンズリーグの予備予選に出ることができます。だからとても楽しみです!

また、国民性なのか試合をしていると近所の人が観にきたり通りすがりの人が観にきたりとサッカーに興味のある人たちが多く、試合後も声をかけてくれたりととてもフレンドリーな方が多い印象です。

Q 昨シーズン途中参加にも関わらず、二部で10得点(得点ランキング四位)ですが、かなり手ごたえがあったのでしょうか。
今年は何ゴールを目指しますか?

A 先ほども話しましたが、2部リーグでは上位と下位の差がとてもあったこともありますが、海外初挑戦の私的にはかなり手応えを感じました。
また、プレーオフでも点を決めることができ、さらに自信につながりました。

今シーズンはまだ前期だけの契約ですが前期で5得点を目指したいと思います。え、目標低っ!って思ったかもしれませんが、1部に上がったことでレベルも上がると思うし今シーズンは得点だけでなくアシストにもこだわっていこうとおもいます。

Q 日本サッカーと、クロアチアサッカーの違いを教えてください。

A 1番はフィジカル面ですね。とにかく身長が高い選手が多く体格もかなりいいです。全てのフィジカル面で差を感じたわけではないですが試合の中でフィジカルの差を感じることは多かったです。

もう一つは個人での守備が多いなと感じました。 日本では限定をかけて狭くしてからボールを奪うという感じでチームで協力してボールを奪うことが多いですが、私のチームでは1対1に重点を置いていました。多少戦術的な守備もありますが個人個人の守備を日本よりも徹底してるなと感じました。

Q 現在の監督は、かつてクロアチアの代表チームであの有名なモドリッチ選手(レアルマドリード)と一緒だったということですが、監督との関係はいかがでしょう? 試合ではどんな指示を出されますか?

A 良好だと感じています。モドリッチ選手とプレーしていたこともあり俺の方がうまいとよく言われますが…笑笑 監督は私が日本にいる間もとても気にしてくれてよくメッセージをくれますし昨シーズンもパーソナルトレーニングをしてもらいました。その時はU-15の監督をしていました。

昨シーズンのプレーオフから彼がチーム指導に携わり始めました。 彼は試合を分析しできていないことを徹底的にその週、練習します。 試合中は試合前や今週やってきたことの中でできていないことを指摘します。

Q クロアチアでの食生活はいかがでしょう? 何を中心に食べていますか?

A 肉やパンがメインです。 また、クロアチアの有名な食べ物として小さいタコの唐揚げ?みたいなものをみんな好んで食べます。 試合後は必ずと言って良いほどピザが出ますが私は試合後あまり食べないのでチームメイトは2枚3枚と食べるので驚きます笑笑

Q チームメイトとの関係はいかがでしょう。 プレー面で特に合う選手はいますか?

A チームメイトとは行った初日が試合日だったということもあり、試合後にカフェに行きました。 次の日の練習でもチームメイトが日本語を覚えて話してくれました。 チームメイトや監督との会話は主に英語ですがとても良好ですし、チームみんな仲が良いです!

プレー面ではトップ下の選手とは意思疎通がよくできていると感じます。 その選手からのアシストで自分が決めることも昨シーズンは多かったです。

Q WEリーグが開幕しましたが、期待することは何ですか?

A プロリーグということで私たちが小さい時に描けなかったプロサッカー選手になるという夢が今の子供達には描けます。子供の夢、憧れとなるようなリーグになること。また、この開幕を通して女子サッカーに興味を持ってくださる方々、応援してくださる方々が増え、女子サッカーが日本に根づいていくことを期待します。



寺脇鮎李の画像

Ayuri

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